もともと高山城主金森氏の下屋敷があった場所に、飛騨が徳川幕府の直轄地となってから、代官や郡代が執務する役所が設置された。この役所は陣屋と呼ばれ、幕府支配の出張所として年貢の取り立てや山林資源の管理がされた。郡代役所の主要な建物が残っているのは、全国でもここ高山陣屋だけである。国指定史跡である高山陣屋の御蔵も、高山城取り壊しの際に三ノ丸の米蔵を移築したものである。かつて年貢米を保管した蔵で、幕府領時代の歴史を物語る資料が展示されている。

 高山陣屋という場所があることをこの日に初めて知った。入ってみると、青海波という模様があり、未来永劫続く繁栄と平和への願いが込められていて、真向兎というものには、縁起のよさや、火災から建物を守ってくれる魔除けの意味合いがあることを知った。なぜ高山陣屋の意匠として採用されたかは、よくわかっていないらしいです。

 年貢米を収めるところや、罪人の取り調べを行う場所があり、高山陣屋は飛騨を統治する拠点であったことを知ることができた。





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